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神室山(1,365m)・小又山(1,367m)

カムロと名の付く山はいくつかあれど、これがホントの神室でしょう。
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神室連峰です。標高は1,300mそこそこしかないのに、奥深さは2,000m級の山並みを彷彿とさせる雰囲気を持ってます。ルートはいくつかありますが、今回は二つの山を歩け、かつ周回ができる根の先口からを選択しました。

今回は前泊せず、金曜日の仕事から帰宅後仮眠して午前1時半に出発。13号線経由で午前4時過ぎに根の崎登山口に到着。先客なし。まだ当然真っ暗なので、少し明るくなるのを待ちます。

空が白み始めた5:11分に出発。周りはまだ薄暗く、森の中は更に暗くなりますが、ヘッデンなしでも歩ける明るさなので取り敢えず出発です。なんでこんな早いかは、当然日中の猛暑を警戒してのことです(新庄市の予想最高気温は32℃でしたので)。おまけにコースタイム10時間らしいので・・・・。
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根の崎口からスタートです。5分程川沿いに歩くと早速1合目が出てきます。この山は1~9合目まで看板が出てます。1合目をすぎるといよいよ急登が始まります。
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二合目を過ぎたあたりで、日が昇ってきました。これから暑くなるのかなぁ~
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3合目を過ぎると左手に木々の間から、朝日が当たる神室連峰最高峰、小又山です。
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6合目を過ぎたあたりで神室連峰の稜線がクッキリと見えるようになりました。この山容、とても1300mクラスの山とは思えません。これは晴れた日に登るしかないでしょ!
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<閑話休題>
そしてちょうどこの頃、正面から自分目掛けて何かが向かってきます! 熊か、猪か、鹿か・・・・?

う・う・ウサギ!でした。「猪突猛進」ならぬ「突猛進」で自分目掛けて一直線に猛ダッシュ。あいにくここはヤセ尾根の稜線上。お互い逃げ場がありません。そこで自分がとった行動は・・・・・・・ジャンプ!でした。
その瞬間、自分の下を兎が駆け抜けていきました。もし熊でもこんなことできるかな(できるわけないよな)。

さ、話を戻しましょう。

いよいよ神室山へ続く稜線が見えてきました。あともう少し・・・・・
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八合目で振り返ると、今登ってきた尾根がこんな感じ。
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九合目を超えたところで、小又山への分岐に到着です。
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7:23神室山山頂に到着です。360度視界が開けます。
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1300mしかないのにこの眺望!2000m級の山に匹敵しますね。これは堪りません!まずは鳥海山!
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そして月山
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山頂で一息ついて、すぐ下にある神室山避難小屋へ移動して、お食事タイムです。この小屋は建て替えられてからまだ日も浅いようで、とてもキレイです。ホントなら一泊していきたいところですが・・・・。バイオトイレも設置されています。
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さあ、いよいよ神室連峰最高峰(と言っても神室山と2mしか違いませんが)、小又山へ向けて出発です。これから歩く稜線が一望できるのは最高です。
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神室山から1時間ちょいで天狗森に到着。振り返れば神室山の全貌が!
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ここの三角点は稜線からちょっと外れたところにあります。、視界が良くないのでタッチだけして稜線に戻り、ここで15分ほど休憩。さすがにこの暑さにバテてきました。
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さあ、まだ次があります。神室連峰最高峰の小又山へ向かいます。
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天狗森からは40分ほどで小又山の山頂に到着です。後ろは更に続く神室連峰、火打岳方面が一望です。
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ここからの眺望はまた格別です。正面に虎毛山、後ろに栗駒山。焼石岳から岩手山方面も。
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反対側には朝日連峰の山並みまでハッキリと。
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後は下るだけです・・・・と思ったらちょっとだけ登りがありました。まずは越途の分岐まで歩きます。ここも九合目から札が建ってます。始めは片斜面でちょっと歩きづらいです。
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ブナ林の坂を登り切ったところが6合目が越途で、西の又沢口との分岐になります。ここを左に下ります。
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越途からは下りだけです。二合目からは急激に下ります。飯豊の梶川峰を思い出してしまいました。
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最後は林道に出て本日のツアーは完了です。根の崎口までは林道を5分程歩いて到着です。
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以前から気になっていた神室連峰を一日でぐるっと一周、そして素晴らしい眺望にも恵まれた最高のツアーでした。紅葉の時にまた来たくなってしまいます。これまで登った中でも3本の指には入るでしょう。

【参考タイム】
根の崎口5:11----->7:23神室山7:28---7:30神室山避難小屋
神室山避難小屋8:09--->8:11神室山8:13---->9:14天狗森9:29---->10:09小又山
小又山10:45----11:17越途11:22---->12:25大又口---->12:30根の崎口

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by sharizaka | 2012-09-15 22:49 | 神室連山


山で心を洗ってます。


by sharizaka

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