2015年7月4日 乗鞍岳(平湯乗鞍登山道)

梅雨なのに、何でこんなところ登るかねぇ~
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・・・・そう、雷鳥に言われているような気がした。

梅雨真っ只中の日本列島。北アルプスもご他聞に漏れず、天候が安定しない。そんな中、乗鞍岳へ足を運んでみた。
乗鞍岳というと通常、観光センター(長野側)か、平湯温泉(岐阜側)からシャトルバスで入るのが通常である。乗鞍バスターミナル(畳平)を基点に最高峰の剣ヶ峰や大黒岳、麻利支天、魔王岳などを歩いて廻るのが人気の山だ。

しかし乗鞍岳へのルートはそれだけではない。そこで今回は、バスを使わず下から登ることにした。自分は岐阜側が近いので平湯ルートに挑戦。標高1,257mから片道12kmのロングコースである。

5:00 車を安房トンネルの平湯IC横の駐車スペースに止めて出発。
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200mほど高山方面へ歩くと「あんき屋」の看板があり、左に入るとすぐに平湯スキー場が見える。乗鞍岳への道のりは、このゲレンデ登りから始まる。
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ゲレンデを振り返る。朝一番のこの登りが一番堪えるであろう。
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ゲレンデを1時間ほど掛けて登りきった。その先にある乗鞍岳登山口の標識がこれだ。
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ここからようやく登山道となるが・・・・、登山道に入った瞬間からドシャ降りの雨!スタートしたばかりでこの先は長い。進むか、撤退か。まずは合羽を着ないことにはどうにもならないので、上下羽織ることした。さて・・・・、行こう!ホントにマズイ場合は途中でも戻ることに頭に置きながら。

乗鞍登山口より15分ほどで、「白猿ヶ池」に到着。水面を見れば分かるように結構な雨が降っている。
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振り返ってもこの景色。先が思いやられるが、今日は歩きに徹すると心に決めた。
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平湯尾根は一部ではこのようにヤセ尾根になっている。
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水場に着いたが、ここは寄り道せずに通過する。
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この先徐々に傾斜が増してくる。すると突然目の前に立派なキヌガサソウが目に入った。この近くに3輪咲いていた。悪天候の中、心休まる瞬間である。
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高度が上がり植生や地質が変わってきた。この岩が見えると乗鞍権現社は近い。
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約2時間半で乗鞍権現社に到着。ここは少し広くなっており休憩には最適。しかし先ほど一服してしまっているのでスルーする。
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権現社からはしばらく下りとなり、間もなくこの雪渓が現れる。そこそこ大きな雪渓で道がどこへ繋がっているか右往左往。実際はそのまま下って行けばよかった。
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森林限界を超えただろうか。足場が岩に変わり、周りの風景も(ガスで見えないが)変わってきた感じがする。尾根下をトラバースすると、硫黄岳直下に出る。右前には四ツ岳が見えるはずだが濃霧でも見えない。
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硫黄岳のピークを過ぎたところで雷鳥のつがいに出逢った。雛はまだ巣の中だろうか。夫婦仲良く散歩しているようだった。
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砂礫質の道になるとコマクサの群落が現れた。景色はモノトーンだが、足元には彩りがあった。
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地図上では乗鞍スカイラインまではあと少しのはずだが、目の前にはまだ急そうな登りが見える。
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鞍部に下りたところに姫ヶ原があるが、今は廃道になっていて立ち入れない。ここまで3時間45分。
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最後の登りをやり終え、スカイラインの直前でもう一組の雷鳥のつがいと出逢った。
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平湯から9.6kmの看板。ようやく乗鞍スカイラインに合流。あまりにも寒いので取り敢えずバスターミナルまで行って、温まってからその先の行動を考えることにした。
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乗鞍スカイラインもこの有様。濃霧で先が全く見えない。時折走るバスも音は聞こえているが、目の前に来るまで見えない。
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9:30 畳平にある「乗鞍バスターミナル」に無事到着。濃霧で建物も直前まで解らなかったくらいだ。
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中に入ると立派な施設だ。まずは荷物を降ろし、合羽を脱ぐ。中は汗で濡れていて冷えてしまった。幸いヒーターがあったので、しばらくそこで乾かしつつ、暖を取った。気温はナント5℃だった。
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ここで天候回復を待つことにした。この濃霧では(風も多少あった)、先へ進んでも何も見えない(どころか、10m先も怪しい)。お腹も空いたのでパンやらカップラーメンやらを腹へ放り込んだ。
しかし、外の状況は全く変わらない。11時過ぎに本日の業務を終了することに決めた。乗鞍岳散策は次の機会に持越しである。絶景はお預けになったが、平湯からここまで(標高2,707m)登ってきただけでも満足である。

乗鞍バスターミナルから平湯方面は毎時50分にバスが出ている(A日程の場合)。自分は11:50のバスに乗り、平湯へ降りることにした。乗客はわずか3名。この天候で上がってくる人はさすがに少ない。帰りは景色もないので一眠り。途中、ほうの木平駐車場に寄り、約1時間で平湯バスターミナルに到着した。
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今日は久しぶりの本格的悪天候の中の登山であった。リスクを意識しながらの登山であったが、ちょっと無理をした感もあり、反省しなければならない。途中、雷鳥に出会えたことは良かったが山登りする天候ではなかったであろう。梅雨明けにはまだ時間が掛かりそうだ。それでもわずかな好天を狙って山を歩いてみたいものだ。

【参考タイム】
平湯IC5:05 --- 5:08乗鞍登山口 ---6:02 乗鞍登山道入口(ゲレンデ上) ---6:26 白猿ヶ池
--- 7:06水場 ---7:39乗鞍権現社 ---8:45姫ヶ原分岐 ---9:11平湯・十石峠登山口 ---9:39畳平
※帰路:畳平11:50 --- 12:45平湯温泉(シャトルバス 片道1,420円)
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by sharizaka | 2015-07-04 17:28 | 岐阜県の山 | Comments(4)
Commented by NON at 2015-07-06 14:58 x
北アルプス楽しんでますね、雨でも^^
燕に薬師、乗鞍 富山にいるうちに登りつくしちゃうんじゃない!
Commented by sharizaka at 2015-07-06 20:25
ハイ、北アルプス楽しんでます。でも土曜日はそれどころではない天気でした・・・・。
白馬岳も登りましたね。富山1年目でどこまで登れるか。
やっぱり槍・穂は行きたいですね。
Commented by デンキ at 2015-07-06 20:58 x
こんばんは。sharizakaさんは乗鞍岳でしたか。
自分は3日に槍ヶ岳に登ってきました。
遠望は無かったものの穂先にも登れて満足です。
翌日は山頂から横尾まで雨でしたが満足な山行でした。
秋田から沢渡の駐車場まで530kmやはり遠かったあ~
Commented by sharizaka at 2015-07-06 21:03
デンキさん、先週槍ヶ岳だったんですね。私も近いうちに
登ってみたいです。
4日はドシャ降りに会いました(笑)。晴れてれば穂高も見えるハズなんですが、景色はゼロでございました。
秋田はさすがに遠いですよね。ホントお疲れ様です。
富山からですと、平湯まで1時間半で着いちゃいます。


山で心を洗ってます。


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