2015年8月12日 雲ノ平周回(1日目:折立~雲ノ平)

雲上の楽園へ
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北アルプスを歩いたことのある人なら一度は行ってみたい場所の一つに「雲ノ平」があるはずだ。北アルプスのどの登山口からも遠く、また山ではないのに、魅力溢れる空間が広がっているのだ。

そんな自分も以前から計画をしていたが、天候に振り回され実現することができなかった。ここへは1泊で行けないこともないが、単なる往復になってしまうので、最低2泊での周回山行をしたかった。そのためにも、このお盆休みを利用して、ゆったりと歩いてみようと考えたのだ。

計画は2泊3日で、折立→雲ノ平→水晶岳→鷲羽岳→黒部五郎岳→折立と時計回りにグルッと一周である(ちなみに薬師岳は既に登っているので今回はパス)。一応予備日はあるので天候次第では、どこかの小屋に連泊することも考えておいた。

お盆休みの天気予報は、初日は曇り、2日目、3日目は曇りのち雨。晴れはそれほど期待できないが、計画実行できそうな条件である。当日は夜明けに出発するので、前日夜に折立に入る。さすがお盆休みということもあり、車は駐車場を超えて路肩にかなり溢れていた。しかし、駐車場も数台分の空きがあったので、難なく停めることができた。

午前3時起床。星は見えないが雨は降っていない。予定通り雲ノ平まで辿り着きたいところだ。
4:32 いよいよ雲ノ平に向けて出発である。天気は高曇り。雨の心配はなさそうだ。
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おなじみアラレちゃん。ここまで約40分。テン泊装備を背負っているので前回より10分ほど時間が掛かっているが、いいペースだ。
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夜が明け始める。約1時間で三角点に到着。少し過ぎたところから有峰湖が見える。
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五光岩ベンチからは薬師岳が見える。晴れた薬師岳にも登ってみたいが、今回はパスする。
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7:00 太郎平に到着。宿泊した登山者は既に出発しているのだろう。静かな小屋前だった。
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前回同様、水晶・鷲羽・三俣蓮華・黒部五郎の山並み、そしてこれから向かう雲ノ平が見えた。
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太郎平で少しの休憩を取った後は、いよいよ薬師沢へ降りていく。小屋の先に薬師沢と北ノ俣岳方面の分岐があるので、ここを左へと進む。2日後は右側から戻って来る予定だ。
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薬師沢への道ではチングルマをはじめ、色とりどりの花が出迎えてくれた。
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この谷間に向かって下っていく。
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ところどころこのような橋を渡っていく
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高度を下げると湿原地帯の木道を歩く。
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樹林帯を過ぎると薬師沢小屋に到着。小屋の前のベンチでは多くの登山者が休憩していた。
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沢の水を利用して冷えた飲み物がところ狭しと並んでおり、食指が動いてしまう。まだ先があるのでビールは買えないが、今後のために野菜ジュースとフルーツ缶詰を買った。
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さて出発しよう。まずは小屋前にある苦手な吊橋を渡り、ハシゴで河原へ降りる。
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ハシゴを降りて河原を数歩いくと、高天原温泉と雲ノ平への分岐になる。雲ノ平の看板が斜めになっているが、その通りの傾斜なのだ。
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ここからコースタイム2時間の岩場の急登が始まる。このツアー最大の急登だった。写真では傾斜が解り難いが、急なことは確かである。岩が丸みを帯びているので滑りやすく、下りで使うには向かないと思う。
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途中1回だけ休憩し、雲ノ平の木道末端まで1時間15分で登りきった。木道が見えた瞬間は、やっと終わった!という感じ。
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アラスカ庭園や奥日本庭園など、何だか意味の良くわからない庭園が出てくる。
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木道からは薬師岳や、笠ヶ岳方面も見える。
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この先には奥日本庭園がある。
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11:38 ようやく雲ノ平山荘に到着。何とかお昼前に到着できた。テン泊はこの山荘で受付を済ませる。
〔1人1,000円〕
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ちょっとシャリバテ気味だったので、ここでカップラーメンを食べてからテン場へ行くことにした。テン場は山荘から歩いて15分とちょっと遠いのが難点だが、水場もトイレもあるので安心である。テン場へ向かう道も風情がある。
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途中、高天原温泉への分岐がある。ここを左に曲がって行きたいが、それは次回のお楽しみに・・・・
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ようやく今宵の宿、雲ノ平のテン場に到着。テン場は面積こそ広いが岩だらけでテントが張れるスペースは意外と少ない。この日は40張ほどのテントがあった。
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テン場に付いたらまずはテントを張って、そして山荘で買った缶ビールで乾杯!だが、山荘には冷たいビールはなく、ほぼ常温のビールだった。
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しばらくゴロゴロしていたが、プラティパスが一つないことに気づいた・・・・。あ、山荘前で飲んだまま置いてきてしまったのかも。という訳で、サンダルで山荘へ戻るとちゃんとベンチに置いてあった。ホッ。そのまま山荘のテラスで景色を眺めていた。

正面には明後日行く予定の黒部五郎岳が見える。
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しかし、夕暮れになるにつれ、雲の形が不穏な状態になってきた。左手には笠ヶ岳も望める。雲ノ平から見る笠ヶ岳はとてもキレイだった。
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さて、テン場へ戻ろう。木道を歩いていると正面に水晶岳、その左に赤牛岳が大きく見える。水晶岳は明日登る予定だが、赤牛岳への読売新道は、いずれ踏破してみたいと思う。
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テン場に着いたら夕食だ。今夜は松茸ご飯と豚汁という和風な晩飯となった。
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今日は念願の雲ノ平に折立から一日で十分到着できることがわかっただけでも収穫があった。荷が軽ければ、水晶小屋くらいまでは足を伸ばせそうだが、せっかくのこの景色を楽しなない訳はないだろう。
明日の天気が心配だが、今日はたっぷり歩いたので早めに寝ることにした。

【参考タイム】
折立4:30→5:34三角点→7:01太郎平(2時間31分)
太郎平7:14→8:35薬師沢小屋(1時間21分)
薬師沢小屋9:03→10:16木道末端→11:38雲ノ平山荘(2時間35分) Total:7時間38分(大休憩含む)
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by sharizaka | 2015-08-15 16:42 | 富山県の山 | Comments(2)
Commented by KIYO at 2015-08-16 22:26 x
むむっ?
雲ノ平でビールにワインに竹鶴まで!?
羨ましいですぞっ!
必ず行かねば!!
Commented by sharizaka at 2015-08-17 20:30
いや、この日はビールだけ。おまけに竹鶴の中身は「角」です(笑)。
雲ノ平の次は高天原温泉だね!


山で心を洗ってます。


by sharizaka

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