2014年9月6日 安達太良山・箕輪山(沼尻コース周回)
天気予報に振り回される週末が続く。この週末も当初は日曜日が良さそうだったが、金曜日になって土曜日が好転するとの予報に。逆に日曜日は時折雨の予報。前日にならないと解らないのがホントのところだ。
さて、慌てて予定を立てたのだがどこにしようか迷った。そこで閃いたのが安達太良山である。と言っても、奥岳から登るのは芸がないので裏側の沼尻コースに目を向けた。あまり歩いている人もいないようなので、静かだろうと思った。
今日は前泊せずに朝5時に自宅を出発。東北道に乗り福島西インターで降りる。あとは国道115号線を土湯方面にひた走り、沼尻スキー場を目指す。スキー場からは田村屋旅館の横からゲレンデを通る林道を登ると終点が登山口になっている。2時間掛からずに到着した。駐車場は結構広い。
7:00 さてここから出発である。今回は往路が胎内岩経由、帰りは船明神山経由の時計周りにした。
出発するとすぐに展望台があり、白糸の滝が見える。一応この登山口は「白糸の滝登山口」となっている。
分岐までは普通の登山道で何の変哲もない。登山口から約30分で分岐に到着。行きはここを左へ進み沢へ降りる。下までの道は刈払いしてくれているのはありがたいが、笹が滑って危なっかしい。
沢に下りた。ここは中ノ沢温泉の源泉でもあるようだ。硫黄臭がかなり鼻に付く。
沢底はガスが充満しているので、勝手に登山道から外れないことだ。ルートはこれでもかと言うくらいピンクテープが付いているので安心できるが、視界不良時は要注意だ。
少しずつ高度を上げていくと声が聞こえた。上を見るとロッククライミングをしている人がいた。なんと小さい子供もいる家族でだった・・・・。しばし見学させていただき、写真も撮らせていただいた。
さて登山道に戻ろう。ここからは少し岩が多くなる。岩にはペンキが付いているのでしっかり確認しながら進もう。この岩だけなぜか△だった。
そして胎内岩が現れた。ここを潜るのはザックを背負ったままでは無理なので、一旦降ろして自分だけ先に通った。
ここを過ぎるとハイマツ帯になる。しかし今朝から視界が悪い。今日は晴れるはずなのだが、この辺りだけ雲が掛かっているようだ。時おりこのように松が道を覆うため、ズボンが濡れてビショビショになってしまった。
まもなく、通称「プロペラ」に到着。慰霊碑である。ここは2月に迷沢ツアーで来ている。あの時はもっと視界がなく、先輩方に着いて行くのがやっとだった。
8:45 プロペラを過ぎれば、すぐに鉄山避難小屋に到着である。それにしても視界が悪すぎる。これでは先に進む気にもなれない。天気は回復すると信じて、ここでしばらく晴れ待ちをすべく、小屋で食事をし、横になることにした。
9時過ぎから空が明るくなってきた。風があり雲が動いていく、時折遠くまで見渡せるようになってきた。これならいける感じがした。
9:30 さて、ここからどこへ向かうか。安達太良山へ行くのは当たり前だが今から向かうには少々早すぎる。と言うわけで、目の前に見える箕輪山へ足を向けた。ここからは一旦鞍部へ降りて少し登り返す。
9:55 避難小屋からわずか25分で箕輪山に到着。こんなに近かったのか。ここは2年前の2月にスキーツアーで来たが、爆風に煽られ、鉄山へ行くことを断念した。
10:07 箕輪山山頂から鉄山方面。少しずつ視界が開けてきた。さて、戻るとしよう。
10:29 帰りは20分少々で鉄山避難小屋に到着。ここは休憩せずに安達太良山へ向かった。
まもなく鉄山山頂に到着。ここから先は一気に人が増える。ゴンドラを使って来た人や、くろがね温泉経由で登ってきた人など。
右手には安達太良名物?の沼の平である。爆裂火口の名残だ。これを見ると安達太良に来た感じがする。
登山道は稜線に沿ってあるが砂礫質で少々滑りやすい。
11:08 安達太良山に到着。さすがに凄い人だ。一応、乳首からの景色はこんな感じ。二本松方面まで一望できた。
帰りは船明神山経由になる。この分岐から稜線を外れて船明神へ向かう。ここからはまた歩く人が少なくなる。
山頂近くに分岐があり左に行くと石延登山口へ向かう道へと続く。自分はここを右に進むが一応左に進み
山頂と思しき場所を確認した。船明神山から目の前の磐梯山がようやく見えた。
乳首を反対側から見る。
11:55 さてあとは帰るだけ。右手に沼の平を眺めながら断崖の上を歩いていく。
沼の平の向こうが馬の背である。いつも見る景色は馬の背側からなので、この角度から見るのは初めて。これはなかなか良い!
障子ヶ岩がこれである。登山道はしばらくこの岩の上を通る。
崖から道が外れるといよいよ下りになるが、延々とこんな道が続く。全く眺望がないだけでなく足元がぬかるんでいて極めて歩きにくい。これが最初の分岐のところまでずーっと続くのだ。
ようやく分岐に到着。もう一度沢を覗くといい景色だ。朝方は上がガスで見えなかったので、ようやく全貌が解った。
行きには見えなかったが、吾妻連峰を一望できた。右から東吾妻山・中吾妻山・西吾妻山・西大顛
13:03 展望台を過ぎればまもなく登山口に到着である。
今日はそれほど暑くもなく(前半は日差しがないので少々寒いくらい)快適な山歩きができた。最後の泥濘はいただけないが、他は意外にも楽しいルートだということが解った。また来ようかな。
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by sharizaka
| 2014-09-06 19:47
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by sharizaka
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