2017年9月30日~10月1日 ジャンダルム(1日目:新穂高~白出沢~奥穂高岳)

序章

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9月3連休の台風以降気温が下がり始めた。そして山からは初氷の便りを聞くようなった。そろそろ北アルプスの山歩きも終わりが近づいている。しかし、今年は天候不順もあり思ったようには山を歩けていない。課題にしていたルートがあったが、幾つも残したままになっている。
この週末は先週同様に晴れ予報。北アルプスを歩ける日も残り僅かなことを考えると、この週末が課題をクリアするラストチャンスに思えた。

富山に住んで3年目。実は1年目から北アルプスにある一般ルートのキレットを一つずつクリアすることを目標にしていた。1年目は「八峰キレット」、2年目は「不帰ノ嶮」「大キレット」を踏破。一つずつステップアップして最後に残ったのが「ジャンダルム」。しかしここは前の3ルートと比べると全く別物と思い、これまで足を踏み込むのを躊躇っていた。しかしこれまで皆が歩いているのをただ指を咥えて見ていたのではない。技術もそうだが、それ以上に気持ちを整える必要があった。一度は日帰りも考えたがリスクを考え、穂高岳山荘で一泊してから挑戦することを選んだ。

初日を迎えるにあたり、前日(金曜)に新穂高へ向かう。しかし、20時に着いてみると既に第3駐車場(無料)は満車。これまで何度も新穂高へ来ているが、20時で満車だったことは一度もない。やはり9月の3連休に来れなかった人が先週、今週押し掛けたのかもしれない。已む無く鍋平へと移動した(今回はロープウェイで降りてくるので鍋平でも問題はない)。

車中泊は久しぶりにぐっすり眠れた。午前3時半起床。この日は白出沢経由で穂高岳山荘までなので、慌てて行く必要もないのだが、山に来るとどうしても早起きしてしまう。朝食を済ませて鍋平を出発したのはまだ暗い4時半。新穂高へと登山道を降りて行く。新穂高で登山届を提出し午前5時に右俣ルートへ出発した。

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新穂高から1時間15分程車道を歩くと白出沢の出合に到着。ここからようやく登山道となる。

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白出沢ルートの最初のポイントがこの橋。雨後は増水して危険があるがこの日は平常。安心して渡れた。実は2年前に来た時、この橋の手前で余所見をしたせいで2mほど崖下へ転落した。幸い事なきを得たが今回はそれを思い出し慎重に歩いた。

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橋を渡るとすぐに梯子を登り崖に作られた細い道(鎖あり)を登る。鉱石沢までは15分程。崖の木々は少し色づき始めていた。

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続いて荷継沢へ。ここから先はゴロゴロした大きな岩が続く登山道。落石にも気を払いながら稜線へと向かう。

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なかなか前の景色は変わらない。

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振返ると笠ヶ岳が見守ってくれている感じがした。

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この岩だけは平たく滑りやすいため「アビナイヨ」が目印。ここからでも稜線まで1時間半の表示。

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ようやく山荘の形が見えてきた。

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新穂高から4時間45分。ようやく穂高岳山荘に到着。今日の任務は一応完了となった。しかし時間はまだ10時にもなっていない。

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山荘の反対側の下は涸沢カール。紅葉もさることながら色とりどりのテントが無数に並ぶ。

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まずは小屋だが受付は10時から。少し待って一番乗りで部屋を確保した。この日は混雑が予想されるとのことで、+1,000円で布団1枚を確保できる権利を得た。セミプライベートルームという相部屋だが、通常よりは幅が狭い布団だが1枚確保は混雑を考えるとありがたい。荷物を整理し、せっかくなので奥穂高岳と明日向かうジャンダルムの下見へと出かけた。

山荘から30分程で奥穂高岳に着くが、その手前でジャンダルムが姿を現した。如何にも険しい。

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奥穂高岳山頂はここ。

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この後、ジャンダルムへの道に入り下見。すぐの難所がが「馬の背」。手前まで行ってみてビビッてしまい撤退・・・・。先を行く人がどんなルートで歩くか眺めるしかなかった。

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再び分岐に戻り、下を見ると梓川沿いに上高地を眺める。後で聞いた話だがこの日はいつも以上に混雑していたらしい。
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少し吊尾根を歩くと眼下に涸沢が見える。紅葉ととテントが同じように色づいていた。
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14時前には山荘に戻りあとはゆっくりと過ごした。明日の予報は快晴。高気圧が日本の真上にあるので天候の崩れは心配ないだろう。心を落ち着けて床に就いた。
【本日のコースタイム】
鍋平4:26---4:51新穂高5:04---6:16白出出合6:25---7:24鉱石沢---7:51荷継沢7:56---9:50穂高岳山荘


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by sharizaka | 2017-10-01 17:34 | 長野県の山 | Comments(0)


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