2017年9月30日~10月1日 ジャンダルム(2日目:奥穂高岳~ジャンダルム~西穂高岳)

やっと会えた天使
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昨夜はいつも通り浅い眠りで2日目の朝を迎えた。外へ出ると東の空が赤く染まっていた。眼下の涸沢にはランプが灯ったテントがたくさん見える。さあジャンダルムへ行こう。
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午前5時過ぎ、穂高岳山荘を出発し奥穂高岳へ向かう。始めはヘッデンを点けたがすぐに明るくなる。山頂手前、右手にこれから進むジャンダルムがその雄姿を見せた。気持ちを表現すれば、ドキドキ・ワクワクだろうか。

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奥穂高岳山頂で気持ちを整える。今朝は山頂から富士山がくっきりと見えていた。

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山頂手前の分岐を右へ進路を取る。

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吊尾根の向こうから朝日が昇った。
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さあ行こう!ジャンダルムへ。いきなり始まるナイフリッジ。この先が馬の背。

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稜線を歩くとこんな感じ。ここはまだ幅があるので大丈夫。

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背後には槍ヶ岳。薄っすらと赤く染まっていた。

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いよいよ馬の背の核心部に突入。先行者がいるのは心強い。意外と足場はしっかりしていた。

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馬の背を降りたところから上を眺める。左下の岩に「ウマノセ」の文字。

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馬の背が終わったと言ってもこれからが本番。

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朝日に照らされたジャンダルムが目の前に立ちはだかる。圧倒的な存在感。
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ジャンダルム手前のピークに取り付くが最初の壁には足場も鎖もない。この隙間を腕と僅かな岩の凹みに足を掛けて上がるしかない。
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下は見ない方がいいw
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ジャンダルムを巻く人が見える。ジャンダルムは西穂側から登るのが一般ルート。
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廻り込んで上るとあの天使に出会える。感動の瞬間だった。
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驚いたことにジャンダルムの先でテン泊しているグループがいた。全く違うルートでクライミングでここまで登ってきたらしい。
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奥穂側から歩くとこの稜線上、ジャンダルムが初めに来る。しかしこれから先、西穂高岳までいくつもの岩場のアップダウンが続く。この下が天狗のコル。
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昨日同様、笠ヶ岳が見守ってくれている
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実はジャンダルムの手前で出会ったソロ4人が自然とチームを組んで歩いていた。うち1名は天狗のコルから岳沢経由で上高地へ向かうので、ここで握手をして別れた。
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ここからは3人で歩く。やはりこのルートは仲間がいると心強い。コルから登りあげると天狗岳。この先に有名な「逆層スラブ」がある。
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これが逆層スラブ。岩自体はフリクションが利き、鎖もしっかりあるので怖い思いはしないで済む。しかし濡れていたら要注意。
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間ノ岳へ向かう。マークがあるから良いものの、意味不明な岩だらけの道が続く。
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眼前に間ノ岳。尖った姿に、どこから登るのか傍目には分らない。
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登りに取り付くがほぼ垂直。鎖があるので問題はない。
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間ノ岳山頂はこんな岩場。プレートはこの岩の上にあるらしいが。
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間ノ岳からの下りも一部ざれているところがあるので注意したい。左には梓川の向こうに存在感のある霞沢岳。
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西穂高岳も近づいてきたが、その手前にあるのが赤岩岳。この山への登りが意外に長い。
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赤岩岳へ登っている最中にヘリの音がした。振り返るとジャンダルム上空でホバリング。近くにいた方から、ジャンダルムの西穂側で滑落事故があったと聞く。幸い骨折で済んだらしいが、その救助に来ているとのこと。天候が良いので多くの登山者が入山している。事故が起きる確率もそれに伴って上がってしまう。
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赤岩岳山頂に着くと西穂高岳はもう目の前。新穂高側から多くの登山者が到着しているのが見える。
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穂高岳山荘から6時間。ようやく西穂高岳山頂に到着。途中からチームを組んだ3人組。二人は名古屋と東京から来た若者だ。
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西穂高岳からは安心して下れると思ったら大間違い。意外にも西穂高岳山頂直下の下りが足場が少なく厄介だ。
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先に独標が見えてきた。ピークにはスゴイ人・・・・。西穂初心者は独標までの方が結構多いらしい。
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予想通り、独標からは人混み渋滞で足が進まないw
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西穂丸山から西穂高岳を見上げる。
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ちょうどお昼に西穂山荘に到着。これで岩場の山歩きは終了。コーラで乾杯し、お互いの健闘を称えた。
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西穂山荘から1時間ほどで新穂高ロープウェイ駅に到着。最後は文明の利器を使って鍋平へ無事下山した。
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この週末、北アルプスは天候に恵まれジャンダルムに挑戦するには絶好の日よりだった。特に初めてこのルートに踏み込むには第一に天候だろう。念願だった天使に出会えたことで今年は心置きなく夏山歩きを終えられそうだ。来シーズンはまだ歩いていない残りのルートを制覇しよう。

【本日のコースタイム】
穂高岳山荘5:00---5:37奥穂高岳5:41---5:53馬の背---6:38ジャンダルム(1時間38分)
ジャンダルム6:49---7:50天狗のコル---8:08天狗岳---9:01間ノ岳---10:11西穂高岳(3時間22分)
西穂高岳10:28---11:24独標---12:05西穂山荘12:39---13:25西穂口(2時間57分) 計8時間25分(休憩含む)


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by sharizaka | 2017-10-01 17:35 | 長野県の山 | Comments(0)


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