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2019年8月11日~12日 槍ヶ岳(3,180m・長野県松本市)

山も人生も遠回り・・・・

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令和最初のお盆休みは、夏休みの宿題ってほどでもないが、まだ歩いていないルートの一つ「西鎌尾根」を歩きたかったんです。でもここを歩くには、双六小屋に行かないといけない。でも新穂高からも遠いよなぁ。と言っても行くしかないっしょ..という訳で、これまた今年最初のテン泊装備で西鎌尾根経由の槍ヶ岳へ行くことに決定したのでした。


実は、自分が所属する山岳会の夏合宿が同じ日の新穂高から2泊3日で槍ヶ岳へ来ている。当初は参加予定だったが、仕事の都合もあり途中で断念した。でも日曜日からなら追いかけられるかなと同日に決行することにしたのでした。

土曜日の朝仕事を済ませてから自宅を出発。お昼12時に新穂高の無料第5駐車場到着すると、下山する人が少しいて、運よく停めることができた(山岳会の方々は全員鍋平P)。できれば今日のうちに双六小屋のテン場まで行きたかったが、この暑さで歩くのは無理と判断。後は駐車場でゴロゴロして過ごすしかなかった(結果的にこれが正解だった)。夕方、買ってきたお弁当を食べて、まだ明るいうちにシュラフに入った。

今回の当初計画は、1日目に新穂高から左俣に入り双六小屋を経由して西鎌尾根から槍ヶ岳へ。そこから飛騨沢を降りて槍平小屋へ降りれば、山岳会の夏合宿2日目の夜に合流できる。2日目は新穂高へ降りるだけになる。

さてそんな計画を頭に、夜11時に起床。軽く食事を済ませて、準備を整え駐車場から新穂高センターへ暗闇の中を歩き始める。
午前0時、新穂高登山センターを出発。偶然にもう一人、ほぼ同時刻に出発した方がいたが、自分はトイレに行ったので後からトボトボ歩き始めた。しばらく歩くと、車止めゲートの手前で先行の方に追いついた。お互い真っ暗闇を一人で歩いているので、心許なかったのだろう、これから双六小屋まで一緒に歩くことになった。

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新穂高から1時間ほどで、「わさび平小屋」に到着。いつもなら出発準備をする人たちがいるのだが、さすがにこの時間は静まり返っていた。

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小池新道に入ると登山道になる。さらに40分ほどで「秩父沢」に到着。真っ暗な中、沢の音だけが聞こえるのは不気味なものだ。

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続いて「イタドリヶ原」

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そして、「シシウドヶ原」に到着。だんだん休憩の回数が増えてくる。

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新穂高から3時間ほどで、「鏡池」に到着。テラスには山荘の宿泊者が星空を見に来ていた。空は雲一つなく、まさに星が落ちてきそうなほど空を埋め尽くしていた。向かいには槍ヶ岳と、これから歩く西鎌尾根の稜線がうっすらと暗闇の中から見えていた。

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テン泊装備にしてはちょっとハイペースだったか、疲れが出始めてきた。弓折乗越への登りでシャリバテになり、乗越で大休憩(笑)となった。

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空が白みはじめ、西鎌尾根の稜線がくっきりと浮かんできた。この先が楽しみ。

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胃にものを入れたら体力復活!ここから双六小屋までは快調な足取り。花見平あたりで夜が明けてきた。

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そして目の前に双六小屋とテン場、奥には鷲羽岳が見えてきた。

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双六池の周りはコイケイソウが咲いていた。

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新穂高から5時間ほどで双六小屋に到着できた。予定よりは少し早めだった。

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テント場はこの有様。まるで難民キャンプかと思った。

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外トイレの前には大行列ができていた。

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これが今から登る籾沢岳(西鎌尾根)になる。

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双六小屋からは正面に鷲羽岳が良く見える。
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少し上がったところから双六小屋を見る。
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こちらは笠ヶ岳方面の稜線。
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そして今回のメイン、西鎌尾根と槍ヶ岳だ。
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西鎌尾根は、双六小屋から歩くとずっと正面に槍ヶ岳が見えるので、こっちから登るのが一番だと思う。
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硫黄乗越の近くにはコバイケイソウの群落があった。
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標高が少し上がると右手に先ほどの鏡平山荘が見える。

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ここは左俣乗越。徐々に槍ヶ岳が近づいてくる。
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左俣乗越から先は岩場の道が続く。鎖もあるが、それほど危険なところはない。
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陽も上がり徐々に暑くなってきたこともあり、足が止まる回数が増えてきた。ここが千丈乗越で、槍平小屋からのルートへ降りる分岐点にもなっている。
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ここからが辛い登りが続く。右手には飛騨沢が広がる。
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飛騨沢のジグザグ道が見える。
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またもや足が止まった。苦しくて登れない。岩に腰かけて休んでいたら目の前をチョコチョコ動くものが見えた。オコジョだった。しばらく自分の周りをウロチョロして遊んでくれたお陰で気分も楽になった(笑)。
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最後の一踏ん張り、出発からちょうど10時間で槍ヶ岳山荘前に到着。ホッとした瞬間だった。だが待てよ、当初はこのまま槍平小屋へ降りるはずだった。だが、槍ヶ岳山荘のテン場は30区画の指定制。滅多に泊まれるもんじゃない。到着してそのまま山荘の受付に向かった。するとまだ空いているではないか!1泊1,000円を支払って、ここでテン泊することに決めた。後で分かったが、自分が申込んだすぐ後でテン場は「満席」になったようだ。
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そして槍ヶ岳山荘前で、ちょうど槍の穂先から降りてきた山岳会の方々と運良く会うことができた。皆さんはビックリしていたようだが、自分はもしかしてちょうどいいタイミングじゃないかと目論んでいたのだ。山荘前に広がる槍沢。下には殺生ヒュッテとそのテン場が見える。
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山岳会の一般ルートチームを見送った後は、バリエーションチームの応援だ。大槍に登っているのがちょうど見えた。
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ちなみに槍の穂先へはこんな渋滞も起きており、タイミングが悪いと結構時間が掛かるようだ(今回自分は登らなかった)。
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バリーエーションチームは、大槍、小槍、孫槍と登って最後に槍の穂先から降りてきたようだ。ちょうど帰るときに山荘前で会うことができた。みんなを見送って自分は今宵の宿へと戻った。それがここだ。最後の方だったのでかなり張りにくい場所だが端っこなので景色は良かった。ちなみに右側は崖になっているので、要注意。
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さすがに0時から歩きまわっているので、夕食を早々に済ませ6時にはシュラフに潜り込んだ。
2日目を迎えた。暗いうちから槍ヶ岳山頂を目指す人のヘッデンがテン場から見える。
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常念岳を中心とした後立山連峰の稜線の奥が赤く染まり始めた。
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昨日は気付いていなかったが、自分のテントの中から富士山が見えていた。絶好のロケーションに張ることができていたんだと、この時気付いた(遅っ!)
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テン場はこんな感じです。奥に見えるのは笠ヶ岳です。
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2日目の日の出を迎えた。
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テン場の正面にある大喰岳が赤く染まった。
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最後に西鎌尾根を見てから下山開始とした。
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テン場から少し降りると飛騨沢乗越。ここで槍ヶ岳は見納めになる。
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この日の飛騨沢はこんな感じで穏やかだ。多くの登りの登山者とすれ違った。
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槍平小屋のテン場に到着。さすがに山岳会メンバーは既に出発していた(1時間前出発していたらしい)
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滝谷の橋がこれ。意外と細くて怖かった。4年前に暗い中渡ったはずだが、明るいと意外と怖い(というより、苦手です)。
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途中、穂高平小屋で山岳会メンバーに追いつき、一緒に下山することができた。
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4年振りの槍ヶ岳だったが、幸い雨にも降られずに課題の「西鎌尾根」から歩くことができ、充実した山行となりました。山岳会の皆さんには途中だけ参加と言う形になりご迷惑をお掛けしました。年に何度かしかお会いできないだけに、貴重な機会となりました。
【参考コースタイム(途中大休憩含む)】
1日目:新穂高0:07---3:19鏡平小屋3:38---5:15双六小屋5:38----8:37千丈乗越---10:00槍ヶ岳山荘(9時間53分)
2日目:槍ヶ岳山荘5:56---6:44千丈乗越分岐---7:40槍平小屋7:45---10:45新穂高(4時間49分)


by sharizaka | 2019-08-14 18:00 | 長野県の山 | Comments(2)
Commented by utinopetika3 at 2019-08-15 19:04
先日はお会いできて大変嬉しく思っています。
帰りは鍋平まで送っていただき、感謝感謝です。
それにしても、行動力にはいつも驚かせられます。
いつか、同じようなルートで槍に登ってみたいですね。
もちろん二泊三日でです。
Commented by sharizaka at 2019-08-16 07:54 x
先日はこちらこそお会いできてよかったです。
このルートは2泊3日でノンビリ景色を楽しみながら登るのが良いかと思います。西鎌尾根は楽しい道でした。ぜひ次回はこちらも挑戦してみて下さい。


山で心を洗ってます。


by sharizaka

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